あなたがこれから参入しようとして(あるいはすでに参入して)いる市場の競合他社の実力をリサーチしておくこともとても重要です。
検索結果であらわれた一覧の上位20社のサイトは、どんなページなのかを観察すると良いでしょう。可能であれば、実際に商品を買ってみることも有効なリサーチのひとつですが、ここでは私が実際にやっているライバルサイトの実力を計る方法を解説していきます。
ライバルサイトの実力といっても、会社そのものの規模や実力のことではなく、あくまでも、そのサイトが上位表示するためにどれだけ力を入れているかや、どのくらいのアクセス数を集めているのかといったことを数値で判断することを指します。
このリサーチをするためには、ツールを使います。ひとつはAlexaツールバーで、もう一つはGoogleツールバーです。
Googleツールバーは、もうかなりの方が導入すみかもしれませんが、ダウンロード先はこちらです。
(http://toolbar.google.com/intl/ja/)
Googleツールバーをインストールするとブラウザにツールバーが表示されます。ライバルサイトのトップページを予め表示させた状態で、ページ情報ボタンをクリックして「リンク元」をクリックするとそのサイトへの被リンク数が表示されます。
一般的にこの被リンクの数が多い方が、検索エンジンでの上位表示がされやすいと言われていますが、最近はあまり関係のないサイトからのリンクは、低い評価になっていく傾向のようです。(検索エンジンからの集客は後の章で解説します)
単純に数の多い少ないで、判断はできませんが、もし、ライバルサイトがすでに非常にたくさんの被リンクを集めていたとしたら、これからスタートして上位を目指すのは、少し難儀なことになることは覚悟しなくてはなりません。
また、それだけの被リンクを集めているということは、その競合他社はサイトの運営に熱心であるということが言えるでしょう。そのような熱心なサイトが上位の1,2社であればまだ望みはあるのですが、ほとんどがそのような状態であったならば、あえて熾烈な争いに入っていくことは避けるというのもひとつの選択です。
まだまだ、需要はあるのにほとんどの運営者が気づいていない穴場のキーワードは見つかる可能性は十分にあります。
先ほども少し触れましたが、もう一つのライバルサイトを調査するツールとしてAlexaツールバーがあります。このツールバーからも被リンクの数を確認することはできますが、サイトによってはデータがなかったりします。(http://download.alexa.com/)
私はAlexaツールバーは、主にどれくらいのアクセス数があるかを見るために使っています。Alexaツールバーをインストールするとブラウザに下のような数値が現れます。
この数値はアクセス数のランキングですので、数値が低いほど、アクセス数が多いということになります。
これらのツールを使ってライバルサイトを調査したら、どのようなキーワードで集客するかが決まってきます。あとから変更することは、困難を極める場合があるので、この作業には時間をかけてしっかり見極めて下さい。
次からは、いよいよホームページの作成に入っていきます。
(※ライバルサイトの被リンクの調査ができるサイトは、上記の他に「リンクポピュラリティ」もあります。このサイトではURLを入力するだけで、Google、YAHOO!、MSNの被リンク数とその内容を一瞬で表示してくれます。)