4.声にだしてみる

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パソコンの用語は外来語をそのままカタカナにしたり、ローマ字の略語だったりして私たちにとっては、あまりなじみのないものばかりです。

普通に使いこなすだけなら、きっちり正確に用語の意味を把握するところまでは求められませんが、人と会話したり参考書を紐解いてみたりするときには、ある程度は理解して用語が使えるようにはしておきたいものです。

あまりなじみのない、専門用語やコンピュータ用語を理解して、記憶するためには積極的に声に出しながら、操作をすることをおすすめします。

私は中学校ではじめて英語を習ったときに、先生に続いて英単語を声に出してしゃべっていたのを思い出します。

そんな子供地味たことをいまさらできないと感じるかもしれませんが、これが馬鹿にはできない効果があります。

用語や操作の手順などを声に出して言うことは、記憶を助けるために2つの大きな効果があります。

まず、1つ目は用語や手順などを声に出したのを聞くことによって、3つの感覚が同時に働くことです。まず、目で見てそれを声にし、その声を自分の耳で聞くことになります。心の中で字面を追っているだけに比べて、しっかりと記憶することができるようになります。

2つ目は用語や操作の手順を声に出すために、頭の中でいったん整理して言葉を組立てるという作業を無意識のうちにやっています。この一連の流れが頭の中で用語や操作を理解することを助けることになります。

日本でも大ベストセラーとなったフランクリン・コヴィー博士の「7つの習慣」を日本に紹介し、フランクリン・コヴィー・ジャパンの社長を歴任した、ジェームス・スキナー氏は、著書「成功の9ステップ」の中でこのように述べています。

「感情を深め、学習のスピードを加速させるもうひとつの方法は、学習するときにより多くの感覚を巻き込むことである。」

私たちは普段、五感と呼ばれる「視覚」「聴覚」「触覚」「嗅覚」「味覚」を活用して生活していますが、パソコンをマスターするためには、特にこの中で視覚と聴覚、触覚の3つの感覚を総動員することが上達の秘訣です。

本やパソコンの画面を目で追い、自分で操作してみることで触覚を使います。さらに声に出すことで、その音声が自分の耳を通じて聴覚を刺激します。

ちょっとはずかしいと思う方もいるかもしれませんが、このさいそんなことは気にしないで試してみましょう。

やるとやらないとでは大きな違いがみられることが確認できるはずです。

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