2.どんどん間違えること

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パソコンを触りだしたばかりの頃、私はけっこう臆病になっていました。何しろ当時はまだ、パソコンといったらかなり高価な代物でしたから、なけなしの金を払ってやっと手に入れたパソコンに何かあったら大変なことだという気持ちが強くありました。

「この操作では、このボタンをクリックすればいいのかな?」

とすこし自信がない時は特にそうでした。

へんなことをして取り返しのつかないことになったどうしよう。とびくびくしながら操作をしていました。

しかし、そんなことは自分の思い込みに過ぎないということがすぐにわかりました。

そもそもパソコンで操作したものは、間違ってもすぐに元に戻せるからボールペンなどで書いて、失敗しても消せないことと比べて便利なのであってどんどん失敗してもかまわないんだということに気が付きました。

慣れてくるとだんだんと大胆になり、そうとう変な(無茶な)使い方もしましたが、パソコンはそう簡単には壊れるようなものではありませんでした。

それ以上に、操作を間違えれば間違えるほど、そのことが印象に強くなりますので、記憶しやすくなるということも言えますが、自分でいろいろ試してみるということは、その分頭を使って操作をしているので、上達が早くなるのです。

パソコンスクールへ通っていたときも、私はできるだけ聞かれた質問に対して発言するように心がけていました。その答えがあっていれば、うれしいので簡単に忘れないですし、もし間違っていた場合は、やっぱり引け目を感じますから、その記憶は強固になります。

悲しいことにわたしたちは、学校で教育を受けてきた中で間違えることへの罪悪感というものが深く刻み込まれてしまっています。教室で間違った発言をしたためにクラスメイトから笑いものにされてしまった。

できれば思い出したくはない、いやな思い出です。

でも、パソコンは間違えても決してあなたのことを鼻で笑ったりなんてことは致しません。ただ忠実にあなたの命令に従って、もくもくと働いているだけです。

失敗することを恐れずに、色々試してみましょう。また、好奇心がわいてきたらもっといろんなことも試してみましょう。

間違えることがいけないのではなくて、間違いを怖がって何もしないことが一番恥じるべきであるということを肝に銘じてください。

パソコンのどのソフトでも共通して付いている機能が「元に戻す」という機能です。


上の図はWordの「元に戻す」ボタンで下の図はホームページビルダーの「元に戻す」ボタンです。ボタンのデザインもほとんど一緒で名称も同じです。他のソフトについても同様です。

このようにパソコンでは簡単に元に戻すことができます。
さらに、この元に戻すという操作はキーボードのショットカットキーにおいてもほとんどのソフトが共通です。

「Ctrl」キーを押しながら「Z」キーを押します。覚えておくと非常に便利なショートカットキーです。

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